会見するSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長(右端)=2025年4月17日午後2時39分、東京都港区、竹花徹朗撮影

 ガバナンス不全で窮地に追い込まれているフジ・メディア・ホールディングス(FMH)をめぐって、20年前に起きたライブドア騒動の登場人物たちが再び集結している。かつてニッポン放送株の大量保有でフジ側と対決した堀江貴文氏と、それに手を貸した旧村上ファンド系がFMH株を保有。17日には、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長がライブドアからフジを救った過去を「当時の判断は外れていた」と話した。今後の展開は――。

  • 「誰でもいいから助けて」 北尾氏登場でフジ局員に広がる期待と不安

 ライブドア騒動があったのは2005年。堀江氏が率いるライブドアがフジテレビ(現FMH)の大株主だったニッポン放送株を大量取得して敵対的買収を仕掛けた。これに対し、フジ側は株式公開買い付け(TOB)などの買収防衛策に出て真っ向から対決した。

 両者ともに譲らない状況のな…

共有
Exit mobile version