ロシア軍は6日未明、ウクライナ各地の都市に対し、ミサイルなどを使った大規模な攻撃を行った。首都キーウでは、少なくとも3人が死亡し、25人が負傷した。ロシアは、ウクライナによって爆撃機などが破壊されたことへの「報復」だと主張している。
ウクライナ軍によると、5日夜から6日朝までにロシアは407機の無人機(ドローン)、弾道ミサイルや巡航ミサイルなど45発で攻撃したという。
ゼレンスキー大統領は6日、「ロシアの姿勢は変わらない。また街や日常生活に対して大規模な攻撃を行った」とし、「いまこそ、米国、欧州、世界中の人々がともにロシアに圧力をかけてこの戦争を止める時だ」と訴えた。
これに対し、ロシア国防省は同日、「ウクライナのテロ攻撃への報復」として、同国内にある兵器の製造工場や武器庫などを、ミサイルやドローンなどで攻撃し、目標をすべて破壊したと発表した。ウクライナは1日、ドローン117機を使ってロシア領内の空軍基地を攻撃し、爆撃機など41機に損傷を与えたとしていた。
ウクライナ情勢をめぐっては…