米ホワイトハウスで2025年8月7日、記者団を前に話すトランプ大統領=ロイター

 トランプ米大統領は7日、ウクライナに侵攻するロシアのプーチン大統領が停戦に応じなければ取引国に制裁するという8日の期限が有効かどうかは、プーチン氏の対応次第だと述べた。ホワイトハウスで記者団の問いかけに「彼次第だ。彼が何を言うかを見守る必要がある」と答えた。

 トランプ氏は6日に、ロシア産原油を購入するインドに対して25%の追加関税をかける大統領令に署名しており、今後、他の国にも二次制裁をかける構えを見せてきた。ただ、ウィトコフ米特使とプーチン氏の6日の会談で前向きな協議がなされ、米ロ首脳の直接会談も模索する中で、実際にロシアにさらなる圧力をかけるかが注目されていた。

 またトランプ氏は、プーチン氏がウクライナのゼレンスキー大統領との会談を拒否した場合でも、プーチン氏との米ロ首脳会談に応じる考えを示した。プーチン氏がトランプ氏との会談を望む場合、ゼレンスキー氏とも会談する必要があるかと問われ、「その必要はない」と答えた。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏はプーチン氏との会談後に、ゼレンスキー氏を加えた3者会談を実施する計画を立てており、欧州諸国の首脳らに伝えていた。

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