英ウィンブルドン選手権で2023年7月5日、2回戦で勝利したロシアのダリア・カサトキナ選手=ロイター
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 今夏に開催されるパリ五輪をめぐり、ロシア・オリンピック委員会のスタニスラフ・ポズドニャコフ会長が、国を代表しない「中立選手」として出場を目指すロシア人のテニス選手を、ロシア語でスパイの意味がある「外国の代理人」だとSNSで批判した。世界を転戦するテニス選手の中には、ウクライナ侵攻に批判的な意見もあるためで、プーチン政権は選手への圧力を強めている。

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 ポズドニャコフ氏は5日、テニス選手について、「大半の時間を外国で過ごして金を稼ぎ、『自分のためにプレーする』と主張しながら、自国の政策や特別軍事作戦(ウクライナ侵攻)を非難している」と主張。「外国の代理人チーム」と呼ぶのが適切だとの考えを示した。

 「外国の代理人」はロシア語でスパイの意味があるほか、ロシア政府は「外国の影響下」にある人物や団体を指定して活動を規制する「外国の代理人」制度をつくり、人権団体やジャーナリストの抑圧に利用している。

重鎮の五輪批判に選手が反論も

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