高級腕時計のロレックス172本を積んだ配送中の車が盗まれた事件で、大阪府警が16日、実行役のリーダー格とみられる職業、住居不詳の村田徹容疑者（52）を窃盗容疑で逮捕したことが、捜査関係者への取材でわかった。府警は村田容疑者を公開手配をしており、同日、新潟県内で身柄を確保したという。
府警は、大阪市中央区内の路上で、計約2億8200万円相当のロレックス172本などを積んだワンボックス車1台を盗んだとして、いずれも住居不定で指定暴力団山口組系組員の大西真也容疑者（52）と、無職の吉川俊男容疑者（55）を窃盗容疑で逮捕していた。
配達員の60代女性が、大阪市西淀川区にある配送センターでロレックスを受け取った後、別の配達のために大阪市中央区の路上に駐車し、3分ほどその場を離れて戻ると、車がなくなっていたという。エンジンキーはつけたままで、ドアもロックされていなかった。
府警は、村田容疑者が実行役のリーダー格で、他にも指示役らがいるとみて捜査している。（田添聖史、宮坂知樹）
