肺炎で入院していたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(88)が6日、退院後初めてミサに姿を現した。この日、バチカンのサンピエトロ広場で行われた闘病中の人や医療従事者のための特別ミサの最中に、サプライズで登場した。
車いすから、集まった人々に手を振った。鼻に酸素のチューブをつけて少し息苦しそうにしながらも、マイクに向かって「みなさん、良い日曜日を。どうもありがとう」とあいさつした。
フランシスコ教皇は入院中、2度にわたって命が危ない状態に陥ったが、3月23日に退院。現在は、バチカン内にある自宅で2カ月間の療養中で、体調は回復傾向にあるという。