七日町観音堂の「だるま祭り」で、ずらりと並んだだるまを買い求める人たち=2024年12月17日、山形県鶴岡市

 山形県鶴岡市中心部の七日町観音堂境内で17日、師走恒例の「だるま祭り」が開かれ、だるまなど縁起物を求める人たちでにぎわった。

 その昔、遊女たちが観音様に願いをかけたことが始まりとされ、「観音様のお年夜」と呼ばれて親しまれてきた。この日は雪が舞う中、縁起菓子の「切山椒(きりさんしょ)」を売る店など様々な出店が並び、そのうち3店に赤いだるまがずらりと並んだ。

 だるまは高さ10センチ前後で1千円~3千円ほどのものから、高さ約40センチで6万円のものも並び、参拝者は大きさと値段を見比べながら選んでいた。店の人によると、以前は会社で求める例が多かったが、近年は合格祈願で求める人が目立つという。

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