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万博に向けた交通の渋滞緩和策について報告を受ける横山英幸市長=2024年10月1日午後、大阪市役所、原田達矢撮影

 2025年大阪・関西万博での交通渋滞の緩和を図るため、大阪府や大阪市などが、企業に在宅勤務や時差出勤を呼びかける「交通需要マネジメント(TDM)」を試行している。期間は9月30日から10月4日までの5日間。ただ、応じる企業の登録事業者数が伸び悩むなど、浸透は道半ばだ。

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 万博は来年4~10月に大阪市の夢洲(ゆめしま)(此花区)で開かれ、計約2820万人の来場を見込む。対策をとらなければ、会場につながる大阪メトロ中央線で、朝のラッシュ時の混雑率が最大で140%になるとされる。これに対し、府市は120%にすることを目標としている。

 そのため、特に来場者の集中が見込まれる会期末の10月と、おおむね同じこの時期に試行を実施。平日朝(午前8~10時台)、中央線と、梅田や難波を通る御堂筋線の利用を控えるよう呼びかけるほか、会場近くの咲洲庁舎(住之江区)などで働く府市職員の通勤の7割削減をめざす。

 府市によると、試行初日の3…

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