誰が成功するか。若い選手の行く末を見極めることは、難しい。
スカウトの〝目利き〟頼りだった選手発掘をテクノロジーに委ねる「AI(人工知能)スカウト」が欧州のサッカークラブで広がっている。先駆者は、日本代表MF三笘薫(27)が所属する英プレミアリーグのブライトンだ。
三笘は2020年に筑波大からJ1川崎に入団。試合に出はじめると、すぐにブライトンからオファーが届いた。「その年の秋ごろから、金額を書き換えて何度もオファーが来た。よほど欲しかったのだろう」と川崎の関係者が振り返る。
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