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三笠宮妃百合子さまの「御舟入」を前に弔問した上皇ご夫妻=2024年11月16日午後4時2分、東京・元赤坂の赤坂御用地、代表撮影
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 三笠宮妃百合子さまの逝去から一夜明けた16日、東京・元赤坂の赤坂御用地にある三笠宮邸で、皇族方が百合子さまのご遺体に拝礼する「拝訣(はいけつ)」が行われた。これに先立ち天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻が2度目となる弔問に訪れた。

 この日は午後5時から納棺にあたる儀式「御舟入(おふないり)」が行われ、喪主を務める百合子さまの孫である三笠宮家の彬子さまや、高円宮妃久子さまをはじめとする親族が見守る中、百合子さまのご遺体がひつぎに移された。続いて、両陛下の長女愛子さまや、秋篠宮ご一家をはじめとする皇族方や元皇族が宮邸を訪れ、ひつぎの側で拝礼し、百合子さまに別れを告げる「拝訣」が執り行われた。

 これらの儀式に先立ち、弔問を終えた両陛下は見送る親族や、百合子さまを支えた宮家の職員に言葉をかけていた。上皇ご夫妻も2度目の弔問に訪れた。10月に右大腿(だいたい)骨を骨折し、リハビリに取り組む上皇后美智子さまは、杖をつきつつ、しっかりとした足取りで宮邸に入った。

 16日から三笠宮邸の前では一般の弔問記帳が始まり、百合子さまの逝去を悼む各地の人が記帳に訪れた。記帳場所の仮設テント付近では、宮邸に手を合わせる人の姿もみられた。(中田絢子)

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