航空機リース業界で、日本企業が勢いづいている。海外企業への出資や買収を進め、いまや機体数の上位に複数社が入る。航空市場は新型コロナ禍後の旅客需要の回復にくわえ、さらなる成長が見込めるとして、新たに参入する企業もある。
リースを手がける企業は、航空機大手の仏エアバスや米ボーイング、中古市場などから機体を購入し、航空会社に貸し出している。さらに、個人や企業が投資対象として機体を購入して航空会社に貸し出し、リース料を受け取る「投資商品」を提供、機体の管理料などで稼ぐビジネスもある。
大和証券グループ本社は昨年11月、アイルランドに拠点を置く航空機リース会社エアボーン・キャピタルと資本業務提携を結んだ。今後、国内の経営者ら富裕層向けに航空機の投資商品を提供していくという。同社は「超富裕層をはじめとするお客様のニーズに対応する」としている。
投資商品の中には、機体にか…