(27日、第107回全国高校野球選手権南北海道大会室蘭地区Cブロック2回戦 大谷室蘭5―10駒大苫小牧)
シード校の大谷室蘭は、駒大苫小牧のエース左腕寺田七将投手(3年)に16三振を喫した。春季地区大会で8―2と下した相手に雪辱を許し、初戦で姿を消した。
5点を追う九回表。次打者席に控える3番打者の越後屋快主将(3年)は、ベンチの声に笑顔を返した。「中盤から終盤に粘りを見せるチーム。笑顔もつないでいこう」
しかし、右飛に倒れ、この日は5打数3三振。「大会前から力んで調子が悪くなったのを修正できなかった」と悔やんだ。
チームは二回に長短5安打を集め、一時逆転する粘りは見せた。越後屋主将は「個人としては不完全燃焼の夏になった。大学野球で取り返す」と話した。