改良版の「eパワー」を積んだ試作車の「キャシュカイ」=2025年5月26日午前11時57分、神奈川県横須賀市、松岡大将撮影

 経営再建中の日産自動車は26日、改良した独自のハイブリッド技術「eパワー」について説明会を開いた。日産は北米市場などでハイブリッド車(HV)の投入が遅れたことが、業績悪化の一因になった。経営を牽引(けんいん)するヒット車がなく、「売れる車がない」と指摘される日産の切り札となるかが注目される。

 同日には神奈川県横須賀市の追浜工場近くのテストコースで試乗会もあり、記者は改良されたeパワーを搭載した車の「キャシュカイ」に試乗した。従来版より加速は静かで、電気自動車(EV)に乗っているような感覚だった。

 改良版は、前モデルより高速燃費が15%、全体平均で9%上昇した。エンジンの設計を見直すなどして静粛性を向上させた。部品をより小さく軽量にしてコスト削減も図ったという。

 改良版は2025年度に欧州で発売する車から搭載し、26年度には日本と北米でも順次導入する。

トヨタ自動車やホンダも同じくハイブリッドシステムを持ち、北米で収益をあげています。何が違うのでしょうか。

 日産は25年3月期決算で…

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