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生産を一部止めるトヨタ自動車東日本の岩手工場=2024年4月17日、岩手県金ケ崎町、稲垣千駿撮影
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 自動車大手が3日に公表した車両認証手続きの不正では、トヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機が計6車種の出荷を止める事態になった。生産や販売への影響が懸念される中、一部の企業ではなお調査が続いており、問題が広がる恐れもある。

 トヨタは不正があった7車種のうち、生産中のヤリスクロス、カローラフィールダー、カローラアクシオの出荷を3日に止めた。6日にはトヨタ自動車東日本の宮城大衡工場(宮城県大衡村)と岩手工場(岩手県金ケ崎町)の二つの生産ラインで、この3車種の生産を止める。ライン全体の生産能力は年約13万台。他の車種の生産は続ける。

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 2020年発売のヤリスクロスは人気の小型SUV(スポーツ用多目的車)で、23年は国内で約10万1千台を販売した。販売現場や1千社以上の取引先に影響が出ることになる。

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