時には子どもを自殺に追い込んでしまうとされる教職員の不適切指導について、全国の遺族らで作る団体が実態調査へ動き出した。複数の専門家や自治体の協力を得て、数千人の子どもや教職員にアンケートをする予定。5月4日まで、クラウドファンディングで資金を募っている。
2102人の子が不適切指導を…
団体は「安全な生徒指導を考える会」。教職員の指導をきっかけに家族を亡くした複数の遺族を中心とし、2021年に発足し、不適切指導の対策を関係省庁に求め続けてきた。
文部科学省は考える会の要望などを受け、22年度から、児童生徒の自殺要因に関する調査に「教職員による体罰、不適切指導」という項目を加えている。22年度は2人、23年度は1人だった。
文科省の体罰などに関する調…