東京電力グループと中部電力が出資する発電会社JERAと三井物産は9日、米ルイジアナ州に世界最大規模のアンモニア製造工場を建設すると発表した。燃やしても二酸化炭素(CO2)が出ないアンモニアは、発電や船舶などの次世代燃料としての利用拡大が見こまれている。
メキシコ湾で産出される天然ガスを原料に年140万トンのアンモニアを生産する。生産時に出るCO2は95%回収し、米国内で地下に貯留する。総事業費は40億ドル(約6千億円)で、2029年に生産を始める計画だ。米肥料大手と共同で出資し、比率はJERAが35%、三井物産が25%。それぞれ出資比率に応じてアンモニアを受け取る。
JERAは早ければ27年度…