8月24日、香港のスーパーマーケットで日本から輸入された水産物が見られる。
2023年9月19日 12時53分(日本時間)
北京、9月18日(時事通信)-中国が発表した月報によると、8月の中国の日本からの水産物輸入額は2,074万ドルと前年比約70%減少し、その減少幅は前月の33%からさらに加速した。中国税関当局が月曜日に発表した。
この8月の結果は、日本が8月24日に機能不全に陥った福島第1原子力発電所からのトリチウムを含む処理水の海洋放出を開始したことを受けて、中国政府が日本産水産物の輸入を全面禁止したことを受けて生じたものである。
中国政府はまた、輸入禁止措置に違反した場合に罰則を科す計画も発表した。
日本の処理水海洋放出計画をめぐり、中国政府は7月ごろから日本産水産物の輸入規制を強化していた。
8月、中国の全体的な水産物輸入量は21パーセント減少した。これは、処理水が核汚染されているとする中国メディアの報道により、水産物の需要が減少したと考えられているためである。