「赤レンガの壁の中」の一場面
2022年12月24日 14:58 日本時間

レックス・レン(左)とラム・サム
2019 年の香港での反政府デモを題材にした 2 本の映画が、中国政府による統制の強化により香港で禁止されたにもかかわらず、12 月から東京の劇場で上映されています。
映画の監督たちは、日本での上映が重要な機会であると喜びを表明している.
レックス・レンとラム・サムが監督を務めた「少年たちの時代革命」は、民主化を求める若いデモ隊が、自殺しようとしている匿名の少女を探している物語です。抗議の一形態。
ラムはソーシャル メディアを通じてその根底にあるエピソードを知り、秘密裏に撮影を開始しました。 「誰かを救いたいという願望など、人々の感情に焦点を当てた物語を撮りたかった」とラムは語った。
俳優たちは、実際の抗議者と同様の衣装を着ていたため、映画の撮影中に逮捕される危険がありました。 ある時、ロケでの撮影中に機動隊がチームを取り囲みました。 完成後、2020 年に施行された国家安全法の厳格な検閲権限により、映画は香港で禁止されました。
しかし、この映画はますます海外の劇場で取り上げられています。
「私は香港の人々が見るためにこの映画を作りました」と、現在イギリスに住んでいるラムは言いました。 「今の社会状況にあっても、人々が流した血と涙を忘れてはなりません。」
「Inside The Red Brick Wall」(日本名:Ridai Ijo)は、香港理工大学での包囲についてのドキュメンタリーです。 何人かの監督が抗議に参加しながら包囲の出来事を撮影し、後に彼らの資料をプールして映画を制作しました。
物語は、警察に取り囲まれ、逮捕の可能性に直面し、最後まで戦うか逃げるかを選択しなければならない若者の闘争を探ります。
匿名を条件に読売新聞に語ったある映画製作者は、次のように述べています。 同じ状況になったらどうするか考えてほしい」
この映画は親中派の新聞から批判され、香港では上映されなかったが、世界中の映画祭で数々の賞を受賞した.
「この映画は、海外に散らばった香港の人々をつなぐ方法になった」と映画製作者は語った。 「規制下であっても、香港の物語を伝える方法を探し続けます。」
2作品は現在、東京都中野区のポレポレ東中野で上映中、大阪府、宮城県などで順次公開される。