天皇陛下は24日午前、東京・上野公園の日本芸術院会館で「第81回日本芸術院授賞式」に出席した。午後には皇后さまと共に、皇居・宮殿で茶会を開き、受賞者や日本芸術院の新会員を祝った。
日本芸術院会館では、天皇陛下は、「恩賜(おんし)賞」にも選ばれた3人と懇談し、作品を生み出す際の苦労話などに耳を傾けた。裸婦彫刻「蓮」が高い評価を受けた彫刻家、勝野眞言さん(71)には「素晴らしい作品ですね」と伝え、最も工夫したことについて質問。小説家の川上弘美さん(67)には「今後、一番お書きになりたいものは」と尋ねていた。
午後の茶会には天皇、皇后両陛下、長女愛子さまのほか、秋篠宮ご夫妻と次女佳子さまが出席した。天皇陛下は受賞者と新会員に対し、「どうぞくれぐれも体を大切にされ、今後ともそれぞれの分野の発展のために力を尽くされますよう願っております」と述べた。
愛子さまと佳子さまのテーブ…