岡山県を訪問した天皇、皇后両陛下は26日、2018年7月の西日本豪雨で、災害関連死を含め75人が亡くなった同県倉敷市を訪れ、復興状況を視察した。河川氾濫(はんらん)した一帯を見渡せる場所で黙礼し、復興に取り組む地元の人らを励ました。
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両陛下は、復興のシンボルとして河川が決壊した場所に整備された同市真備町の「まびふれあい公園」で、伊東香織市長から被災と復興の状況を聞き取り、かつて浸水した町並みに向かって深々と頭をさげた。
伊東氏によると、天皇陛下は「復興にあたって一番何を大切にして取り組んできましたか」などと質問。伊東氏が、住民の早期帰還に取り組み、すでに9割が戻っていることを説明すると、陛下は「地域の方は本当に真備が好きで頑張っていらっしゃるんですね」と述べた。
両陛下は、被災しながらも…