26日に中国の王毅(ワンイー)・政治局員兼外相との会談するブリンケン米国務長官の訪中について、中国外務省はSNSで中国メディアに対して中国側の立場などを事前に説明したと明らかにした。香港紙「明報」によるとこうした対応は異例といい、安全保障や経済制裁をめぐって対立する米国を牽制(けんせい)し、自国の主張を明確に打ち出す狙いがありそうだ。
中国外務省は23日、中国のSNS「微信」の公式アカウントに「外務省当局者がブリンケン米国務長官の訪中を語る」と題した文章を投稿した。
文章によると、北米・太平洋を担当する外務省の責任者が、メディアに対して訪中に関する状況を事前に説明。昨年11月の米サンフランシスコでの首脳会談などを経て、米中関係は安定化する傾向にある一方で「マイナス要素も目立つ」と指摘した。
そのうえで、中国側はブリンケン氏の訪中に対して、以下の「5大目標」に焦点を当てるとした。
1、正確な認識を打ち立てること
2、対話の強化
3、意見の食い違いのコントロール
4、互いの利益になる協力の推進
5、大国としての責任を共に担う
ただ、米国との関係を安定的なものにしたいという狙いを示した一方で、米国への厳しい批判の言葉も目立った。
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