上川陽子外相は23日午前、中国南部・広東省深圳市の日本人学校に通う男児(10)が襲われ死亡した事件を受け、今年度の外務省予算から4300万円を拠出し、中国国内の日本人学校の警備態勢の強化に充てると発表した。米ニューヨークでの国連総会への出席にあわせ、23日(日本時間24日)にも中国の王毅(ワンイー)・共産党政治局員兼外相と会談することも明らかにした。
ニューヨークに向けて出発する前、東京・羽田空港で記者団に語った。日中外相会談について、「(事件の)事実関係の解明と説明については、一日も早く結果を出してほしいと強く申し入れたい」とした。中国国内の日本人児童の安全確保を改めて求める考えも示した。
事件をめぐっては、北京を訪…