中国国防省は17日、董軍国防相が16日のオースティン米国防長官との電話協議で「軍事領域が両国関係の発展を安定させ、重大な危機を防ぐ鍵だ」と述べたと明らかにした。南シナ海で緊張が高まる中、対話を本格的な軌道に乗せる意欲を示した形だ。
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「地域国に解決能力ある」真意は
米中の国防相による直接協議は2022年11月以来、約1年5カ月ぶり。昨年12月に董氏が就任し、オースティン氏とは初の協議となった。
中国側の発表によると、董氏は両軍が「実務協力や相互信頼を促進し、両国関係発展の安定した礎となるべきだ」と述べ、信頼構築に前向きな姿勢を強調した。
一方、フィリピンとの間で緊…