Smiley face
写真・図版
中国地方初の献血推進大使に任命された4人の大学生=2025年8月21日、松江市大輪町の県赤十字血液センター、石川和彦撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 献血の日の21日、島根県内の大学生4人が県赤十字血液センター(松江市大輪町)の献血推進大使に就任した。SNSを活用するなどして、主に若年層に献血を呼びかける。献血推進大使の任命は中国地方では初めて。

 4人は県立大の献血サークル「あかえんぴつくん」(約80人)に所属している古川桃花さん(1年)と柳楽紗月さん(同)、島根大の献血推進サークル「ぐっぱ」(約15人)の品川なのはさん(2年)=サークル長=と大背凜太朗さん(3年)。献血会場で献血を呼びかけるなどセンターの献血事業を手伝っていることから両サークルに打診があった。古川さんは「新しい活動に挑戦しよう」と思い、応じたという。

 センターによると、県内の献血者は近年の少子高齢化などに伴い減少傾向にある。とくに10~30代が減っていて、「将来の血液供給に影響を及ぼす可能性がある」(献血推進課の担当者)。

 この日はセンターで任命式があった。4人全員が出席し、センターの但馬史人所長から任命状を受け取った。古川さんは「大使としての役割を果たせるよう日々学びながら活動していきたい。若い世代が『献血はすごい』と思えるよう献血の重要性、意義を発信できれば」とあいさつ。品川さんも「献血の重要性を広く発信し、一人でも多くの方に献血に協力いただけるよう精いっぱい務めます」と述べた。

共有