4連勝での逆転優勝を目指していたヤンキースは、主将ジャッジのプレーを境に自滅した。

 初回、エースのコールがドジャースの大谷翔平を1球で中飛に仕留めるなど三者凡退で切り抜け、その裏にジャッジが右中間へ2点本塁打。主砲に待望の一発が飛び出し、シリーズ5戦目で初めて先行した。

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 その後も一発攻勢で、三回を終えて5―0。場内にはヤンキース大勝の機運さえ高まっていた。

 落とし穴が待っていたのは五回だ。

 コールが先頭にこの日初安打…

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