落選が確実となり、支持者の前に立つ大塚耕平氏。テレビニュースには河村市政の評価が映し出されていた=2024年11月24日午後8時4分、名古屋市東区、溝脇正撮影

 24日に投開票された名古屋市長選は、河村たかし前市長の政策などを「丸ごと継承」すると訴えた、新顔の広沢一郎氏が当選を確実にした。「当確」が報じられると、河村流のパフォーマンスで支持者らと喜びをわかちあった。

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 当選確実が伝えられた午後8時過ぎ、広沢氏は支持者の「イチロー」コールで事務所に迎え入れられた。頭から水をかぶる河村氏恒例のパフォーマンスを「継承」し、笑顔で両手を突きあげ、当選を喜んだ。

 「大政党の支援を頂かないからこそできることがある。市民の方だけを見て政治をしていくというのが支持された」。マイクを握ると広沢氏はそう力強く語り、師と仰ぐ河村氏も「知事と4大政党が(相手候補に)ひっついても、やっぱり市民の力が強いんです」。

 広沢氏は河村氏の看板政策で…

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