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選挙

 今夏の参院選埼玉選挙区は、参院に議席を持つ主要政党が公認する立候補予定者が出そろった。これまでに計11人が立候補を表明。ほかにも立候補の動きがあり、改選4議席を争う混戦となりそうだ。

 自民党は現職の古川俊治氏(62)の4選を目指す。党派閥の裏金問題への批判がくすぶり、同党県連は複数候補の擁立を断念した。古川氏は5月7日、県連が開いた総決起大会で「状況は極めて厳しいが、無責任に減税だ、給付だと言っている政党に負けたくない」と力を込めた。

 連立政権のパートナーの公明党は矢倉克夫氏(50)が3選を狙う。5月4日、JR大宮駅前での街頭演説で、応援に立った斉藤鉄夫代表は「改選数4のうちすでに3人は決まっている。自民、立憲、国民でほぼ確定。共産党の現職と最後の1議席の争いになっている」と危機感を訴えた。

 自民は矢倉氏の推薦を決めて…

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