【動画】中華そば「いっけんめ」茨大店でラーメンの丼の中に調味料や爪楊枝を大量に入れる男性=店提供
悪質なカスタマーハラスメントを受け、閉店に追い込まれたラーメン屋がある。
水戸市にある中華そば「いっけんめ」茨大店。名古屋コーチンでだしを取ったラーメンを1杯500円から販売し、学生や会社員に人気の店だった。
さかのぼること2年前、2022年3月のある日の昼時。店内は多忙を極めていた。
1人で来店していた、帽子を深くかぶった60代くらいの男性客から、妙な注文があった。
2分おきにトッピングのタマネギを追加する客。山盛りになったが・・・
頼んだラーメンが出された後に、追加で刻みタマネギのトッピングを注文。その2分後、また同じトッピングを追加。その2分後も、また……。
なのに、男性はタマネギが山盛りになったラーメンには手をつけず、ごっそりと残して帰っていった。
「何がしたいんだ」。憤りを覚えながら、店主(51)は従業員と話し合い、店の新たなルールとして「トッピングの追加注文は受けない」と決め、メニューにも記載した。
数日後、男性が再び来店。同じように、ラーメンを頼んでからトッピングの追加注文をしようとしたので、店側は「メニューにも書いてあるように」と、断った。
すると男性は、卓上のコショウや一味唐辛子の瓶を手に取り、ふたを開けて全部ラーメンの中に入れてしまった。
さらに500本ほどあったつまようじもぶち込むと汁をかき回し、椅子を蹴飛ばして立ち去った。
店主は、男性を追いかけて、店への「出禁(出入り禁止)」を言い渡した。
それから1年あまりが経ち、店主も従業員も、男性のことをすっかり忘れていた23年3月。今度は、店内に酢のにおいが充満した。
客席には、出禁を言い渡した男性の姿があった。男性が注文したラーメンに、卓上にあった酢が大量に投入されていた。
エスカレートする迷惑行為 恐怖のあまり退職者まで
店側は、業務妨害を受けたと…