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「沙羅の花を愛(め)でる会」が始まった妙心寺塔頭東林院=2025年6月9日午前10時、京都市右京区、新井義顕撮影

 京都市右京区の妙心寺の塔頭(たっちゅう)・東林院で9日、「沙羅の花を愛(め)でる会」が始まった。本堂の前の庭に十数本の沙羅(ナツツバキ)の木があり、コケに落ちた白い花がはかなさを感じさせている。

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「沙羅の花を愛(め)でる会」が始まった妙心寺塔頭東林院=2025年6月9日午前10時23分、京都市右京区、新井義顕撮影

 西川玄房住職によると、沙羅は梅雨に花を咲かせては一日で散る。日本では、平家物語にうたわれる「沙羅双樹の花」として、ナツツバキが植えられてきた。平家物語では、栄える者もいつかは衰える「盛者必衰の理」をあらわす例えとして記されている。

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「沙羅の花を愛(め)でる会」が始まった妙心寺塔頭東林院=2025年6月9日午前10時4分、京都市右京区、新井義顕撮影

 22日まで。抹茶と特製菓子付き1600円、これに精進料理が付くと6100円。問い合わせは東林院(075・463・1334)。

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「沙羅の花を愛(め)でる会」が始まった妙心寺塔頭東林院=2025年6月9日午前10時23分、京都市右京区、新井義顕撮影

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