阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で5日に開幕する第107回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市北区のフェスティバルホールであった。2年連続4回目の出場となる京都国際は、大会第8日の第1試合で健大高崎(群馬)と対戦することが決まった。試合は12日午前8時開始の予定。

 主将の倉橋翔さん(3年)は49代表のうち44番目にくじを引いた。順番を待つ間は「そわそわしていた」と振り返るが、壇上では落ち着いた様子で「京都国際高校、23番Bです」と番号を読み上げた。対戦相手が健大高崎に決まり、会場にはどよめきと歓声が広がった。

 小牧憲継監督は「希望していた後半戦を引いてくれた」と笑顔。「健大高崎は中学野球界のスター軍団で、実力もトップクラス。こういう強いチームとやれるのが甲子園。うちの雑草軍団がどう立ち向かってくれるか楽しみです」と話した。

 倉橋さんは「とても良い相手。気持ちが高ぶって、気合が入ります」と語り、「全員で優勝旗を返すという目標は果たせた。次は連覇に向けて、一戦一戦粘り強く戦いたい」と意気込んだ。

 昨夏、全国優勝を果たし、連覇がかかる今大会について小牧監督は「うちはチャレンジャーなので、プレッシャーは全くない。強い相手とぶつかってこそ得られるものがある」と選手たちの成長に期待を寄せていた。

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