無病息災を願う「きうり加持」の様子=2024年7月24日、香川県小豆島町蒲生、中塚正春撮影

 香川県小豆島町蒲生の小豆島霊場第40番札所・保安寺で24日、恒例の「きうり加持」が行われ、地域住民やお遍路さんらでにぎわった=写真、中塚正春撮影。

 暑さが厳しい、夏の土用の丑(うし)の日に行う行事。キュウリに病気を封じ込め、無病息災や健康増進を願う。8月にも同様に行われる「きうり加持」の分と合わせて、約1500本のキュウリを用意し、僧侶が独鈷(とっこ)と呼ばれる仏具でキュウリに穴をあけて、お札を詰めた。その後、キュウリは境内の一角に埋められ、キュウリが腐るころに病気が治るとされている。

 岡山県から来た田中香帆さん(14)は、「最近親族に赤ちゃんが生まれたので、大阪に会いに行きます。道中の安全と、元気に赤ちゃんが育つように心からお願いしました」と楽しそうに話していた。

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