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大阪・関西万博会場では日傘を差す人が多くいた=2025年6月16日午後3時1分、大阪市此花区、田辺拓也撮影
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 日本列島は16日、南からの暖かい空気に覆われ、各地で猛暑に見舞われた。午後2時半すぎには愛媛県西条市でこの日、全国最高の36.5度を観測するなど、西日本を中心に35度以上の猛暑日となる地点が相次いだ。この「梅雨の中休み」は20日ごろまで続き、連日の猛暑日となるところもある見通しで、気象庁は熱中症への注意を呼びかけている。

 気象庁によると、日本付近では偏西風が平年より北寄りに流れ、南では太平洋高気圧が勢力を強めていることなどから、列島は「夏のような暖かい空気に覆われている」という。

 この日は全国914地点のうち、徳島市や香川県綾川町(いずれも36.2度)、三重県熊野市(36.1度)、宮崎県延岡市(36.0度)など、今年最多の22地点で猛暑日を観測。30度以上の真夏日も、419地点で最多となった。

 17日以降も西日本から東日本の広い範囲で高温が予想される。日中の気温上昇にともなって、積乱雲が発達して大気の状態が不安定になり、局地的に雷を伴う雨や、激しい突風にも注意が必要だという。

 6月として最も高い気温の記録は、2022年6月25日に群馬県伊勢崎市で観測された40.2度。

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