Smiley face
写真・図版
 パイレーツ戦の6回途中、カブス・今永のもとに集まるトレーナーら。ここで降板となった=ピッツバーグ(AP=共同)

 カブスの今永は走者を出しながらも、要所を締める投球が光った。五回2死満塁のピンチではスプリットを低めいっぱいに決め、見逃し三振に。六回途中、両脚のけいれんで緊急降板する事態となったが、6安打無失点で今季3勝目。「大事に至る三歩手前で、自分でストップをかけた。結果が出せてうれしい」と独特の表現で説明した。

 雷雨で試合開始が約20分遅れるなど、脱水症状の出やすい蒸し暑い気候だった。五回終了時から違和感があったそうで、六回の先頭打者に二塁打を打たれた直後、症状が悪化したという。「ローテーションに穴をあけることが一番チームに迷惑をかける。勇気を持って決断した」と力を込めた。

共有