米ワシントンで2025年7月30日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で話す米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=ロイター

 米連邦準備制度理事会(FRB)は16、17の両日、金融政策を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。市場では利下げ再開がほぼ確実視されており、3カ月に1度示されるFOMC参加者による金利見通しに関心が集まっている。

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 FRBはトランプ米大統領が引き上げた関税の影響を見極めるため、前回7月会合まで5会合連続で利下げを見送ってきた。しかし、8月以降に発表された雇用統計で就業者数の伸びが大幅に鈍化し、労働市場の減速に対する懸念が拡大。パウエル議長が8月の講演で「政策スタンスの調整が必要になるかもしれない」と述べたことで、利下げ観測が強まった。

 今回の会合では現在4.25~4.50%の政策金利を0.25%幅引き下げるとの見方が市場の大勢を占める。

 ただ、トランプ大統領は15…

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