古化粧品の回収箱=東京都中央区の日本橋高島屋で20日、
2023年3月14日 10:40 日本時間
東京 (時事通信社) — 企業は古い化粧品を回収し、クレヨンなどのより価値の高い商品にリサイクルする取り組みを強化しています。
化粧品は多種多様であるため、衣類よりもリサイクルが困難ですが、小売業者やメーカーは、環境への害が少ないと見なされる方法で、古い化粧品を他の目的に使用するための真剣な取り組みを始めています.
日本は月曜日にCOVID-19フェイスマスクのガイダンスを緩和する予定であり、人々が化粧をする機会が増える可能性が高い.
デパートを運営する株式会社タカシマヤは先月、賑やかな東京地区の日本橋店を含む7店舗で、古い頬紅、口紅、アイシャドーの回収ボックスを期間限定で設置した.
集めた化粧品をクレヨンにして、夏から子供用品売場で販売する計画だ。
東京の高級な銀座地区にある松屋の百貨店も、4月から古い化粧品を集める.
百貨店の化粧品売場は、これまでマスクの下に隠れていたリップやチークのメイクアップ商品を求めるお客さんで賑わっています。
高島屋は2月以降、口紅などのカラーコスメの販売が好調で、そごう・西武はチークチークが前年比45%増。
春夏向けの新しい化粧品が店頭に並ぶ中、デパートは「アップサイクル」、つまりリサイクル プロセスに新たな価値を付加することで、古い化粧品を新しい商品に置き換える需要が高まることを期待しています。
環境に配慮したリサイクルは、「古い商品を捨てることへの罪悪感を和らげる」のに役立つと、百貨店の経営者は語った。
化粧品は、メイクの種類が多いだけでなく、プラスチックやアルミ製の容器、鏡など多くの部品で構成されているため、捨てるのが大変です。
「分別の仕方がわからないので捨てられない」(50代女性)。
化粧品をクレヨンや絵の具に加工する「プラスコスメプロジェクト」の坂口みどりさんは「化粧品のパーツを分別するのは難しいが、リサイクルすることで新しいものになることを知ってほしい」と話した。
また、製造過程で出る化粧品の有効利用も模索しています。 コーセーは、アイシャドウなどからインクを作り、紙袋や包装材に社名やデザインを印刷するのに使い始めた。
担当者は「役目を終えた化粧品がコーセーに戻ってくるサイクルを作りたい」と話した。