トヨタ自動車株式会社本社
2023年7月7日 16時15分(日本時間)
トヨタ自動車は電気自動車用電池を生産するため、国内の2工場を土日も含めて24時間稼働することを検討している。 トヨタの工場は通常、深夜や早朝、休日には稼働しないが、EV需要の拡大を見込んで今回の異例の措置が検討されている。
車載用電池の生産では機械の起動や停止に時間がかかり、生産工程を途中で中断すると不良品が発生する可能性があります。 EVの中核部品である高品質なバッテリーには、連続稼働が不可欠と考えられています。
24時間電池生産計画は、トヨタ自動車の明知工場(愛知県みよし市)と下山工場(同市)が対象。 両工場は2026年までに電池生産を開始する予定で、すでに労働組合との協議が始まっている。
他の車載電池メーカーも24時間稼働を導入しており、トヨタも追随する意向だ。
トヨタは2030年までに世界のEV販売台数を現在の約140倍の約350万台に増やすことを目指しており、日本でもEV生産を加速するとみられている。 トヨタは昨年、日米での電池生産に最大7300億円を投資する計画を発表した。 米国では豊田通商と共同でノースカロライナ州に新工場を建設中。