日本銀行総裁に指名された上田和夫氏は、2月24日に東京の衆議院で開催された確認公聴会で演説します。
2023年3月10日17時17分
金曜日に参議院が政府の指名を承認した後、国会はエコノミストの上田和夫氏が次期日銀総裁になることにゴーサインを出した。
参議院は、日野良三元金融庁長官(62)と内田真一日銀専務理事(60)を日銀副総裁に任命することも、自民党議員を中心に過半数の票を得て可決した。与党と連立与党の公明党。
木曜日の参議院と衆議院での承認を経て、任命のための国会手続きが完了した。
政府は、3 月 20 日付で日野副総裁と内田氏を日銀副総裁に、4 月 9 日付で上田氏を日銀総裁に任命する。
1998 年から 2005 年まで日銀の政策委員会のメンバーだった上田氏は、ノーベル賞受賞者や元米連邦準備理事会のベン・バーナンキ議長など、さまざまな人物との国際的なつながりを誇っています。
政府・日銀は、過去10年間の大規模な金融緩和で改善してきた日本経済をさらに下支えすることで、持続的な物価上昇と経済成長の好循環を生み出すことを目指します。
新しい日銀のリーダーシップの下での最初の定期的な金融政策会議は、4 月 27 ~ 28 日に予定されています。
上田氏(71 歳)は国際経済学を専門とし、学界出身の初の日銀総裁となる。 積極的な金融緩和を主導してきた現職の黒田東彦知事と比較して、上田氏は金融緩和のプラス面とマイナス面を精査することが期待される。
上田首相は2月の両院での確認公聴会で、金融緩和継続の意向を表明。 「政策には常にプラスの効果と副作用があります。 冷静に検討し、適切な政策を実施する」と述べた。
日野、内田も当面の金融緩和を支持する意向を示している。
日野氏は、金融庁時代に国際金融規制に関する諮問機関の調整役を務めた。 内田氏は日銀の専務理事として、現在の金融緩和策のほとんどの企画立案に携わった。
黒田総裁の任期は4月8日、副総裁の雨宮正義氏と若田部正純氏は3月19日に任期を終える。