東京証券取引所
2023年7月24日 17時36分(日本時間)
東京(時事通信社)―対ドルでの円安と半導体関連銘柄への買い意欲の高まりを受けて、指標となる日経平均株価は月曜日、急反発した。
東京証券取引所のプライム部門に上場されている厳選銘柄225銘柄の日経平均株価は、2日間続落した後、396.69ポイント(1.23%)上昇し、32,700.94で終了した。 より幅広いTOPIX指数は18.98ポイント(0.84%)上昇し、2,281.18で終了した。
日銀が金曜日までの2日間の政策決定会合で超緩和政策の修正を控えるとの期待を背景に、円安傾向を受けて幅広い銘柄が序盤から買いを集めた。
日経大手アドバンテストや東京エレクトロンなどのチップ関連銘柄は、最近の急落を受けて物色された。 鉄鋼メーカーも市場の発展に大きく貢献した。
三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト、市川正博氏は「米国経済に対する悲観の後退を反映して、素材メーカーはほぼ全面的に明るい」と述べた。
しかし、早朝のスパートの後、市場は勢いを失ったが、残りのセッションでは横ばい線を上回る高水準が続いた。
みずほ証券のシニアテクニカルアナリスト、三浦豊氏は、火曜から水曜の米金融政策決定会合、日銀会合、決算発表などの主要イベントを前に、活発な取引は抑制されたと述べた。