12月16日、神奈川県大和市でALI Technologies Inc.の最初のフライングバイクが納入されました。
2023年1月18日16時17分
東京(時事通信社)— 被災地での救援活動や物資輸送などでの活用が期待される「空飛ぶバイク」の実用化に向けた取り組みが日本で進んでいるが、技術的・法的な課題は残っている。
東京を拠点とするスタートアップの ALI Technologies Inc. が開発した Xturismo ホバーバイクの最初のユニットは、2022 年 12 月に納入されました。
映画「スター・ウォーズ」シリーズに着想を得たこのスタートアップは、6 つのプロペラを使用して地上約 3 メートルを飛行するホバーバイクを設計しました。 時速約80~100キロメートルの速度で飛行します。
2021 年 10 月、同社は 200 台限定で定価 7,770 万円のホバーバイクの予約販売を開始しました。
2022年3月、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新庄剛監督がホバーバイク「エクスツーリズモ」に乗って式典に登場し、注目を集めた。
このようなホバーバイクは、現在、日本では公道を走行することが許可されていません。 しかし、ALIの片野大輔社長は、「未来的な車両ではなく、本物の車両に近づいている」と語った。
2018年以来、産業省と運輸省によって設置された官民パネルは、空の輸送のための技術とシステムについて議論してきました。
ALIによると、砂漠が多い中東や北米を中心に海外の警察や消防当局だけでなく、エンターテインメント業界からも同社のホバーバイクに関する問い合わせが多数寄せられているという。
日本では現在、ホバーバイクの使用は法律で海、サーキット、リゾート施設などに制限されています。 将来的には、その機動性が災害救援任務に役立つことが期待されています。
ALIは山梨県と協定を結び、自然災害で道路が封鎖された場合のホバーバイクの使用について協議している。
ダウンサイジングや完全電動化など、ホバーバイクを改良する取り組みが加速すると予想されます。
空飛ぶ車は航空機とみなされ、航空法の対象となりますが、空飛ぶバイクはまだ分類されていません。
東京大学未来ビジョン研究センターの鈴木真司特任教授は、ホバーバイクが広く普及することに懐疑的だ。
鈴木氏は「価格も維持費も高い救助ヘリの代替として活用できると思う」と話した。