東京証券取引所
2023年7月10日 17時49分(日本時間)
東京(時事通信社) – 月曜日の東京株式市場は、市場を動かす新たなニュースが乏しい中、方向性を探るのに苦戦した後、5日連続の下落で終了した。
東京証券取引所のプライム部に上場されている厳選225銘柄の日経平均株価は198.69ポイント(0.61%)下落し、1カ月ぶり安値の3万2189.73で終了した。 より幅広いTOPIX指数は11.57ポイント(0.51%)安の2243.33で終了した。
ほぼ横ばいで始まった後、日経平均株価は金曜日の時点で1,384.91ポイント急落し、現在も続いている不況の中ですでに妥当な水準まで下落していた株を投資家が拾ったため、市場は北に向かった。 しかし、朝方後半になると売り圧力が再び高まった。
三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト、市川正博氏は「先週から利益を確定させるために株が売られる傾向にある」と述べた。
ブローカーらによると、対ドルでの円高も相場の重しとなった。 しかし、日経平均株価が3万2000円に近づいた後は買い意欲が高まった。
他のアジア株の強気なパフォーマンスも投資家の東京株への意欲を再び高め、日経平均株価とTOPIX指数の両方が午後半ば頃に晴れ側に戻ったと市川氏は指摘した。
SMBC日興証券の投資調査部長、太田千尋氏は「上場投資信託(ETF)の配当支払いに向けた資金調達の動きに大型株が屈した」と市場は引けにかけて失速した。