令和書籍の歴史教科書。教育勅語について詳しく取り上げている
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 来年春から使われる中学校教科書の検定をめぐり、文部科学省は19日、合否発表(今年3月)の時点で「検定未了」としていた社会科の歴史分野の2点について、いずれも合格としたと発表した。合否発表までの情報管理を求める検定規則などに触れる可能性があるとして、合否の決定を先送りしていたが、漏洩(ろうえい)はなかったと判断した。

 2点は令和書籍の教科書。文科省によると、合否発表3日前の3月19日、令和書籍が検定申請した教科書の内容に関する通報が外部から同省にあった。検定規則では、合否前に申請者が内容を公表するなどして、検定に重大な影響を及ぼしたと認められる場合、不合格とすると定めている。

記事後半では、検定に合格した令和書籍の教科書の内容を紹介します。

 通報があった時点ですでに内…

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