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仮想通貨交換業大手FTXトレーディングの創業者、サム・バンクマン・フリード被告=AP

 米ニューヨークの連邦裁判所は28日、暗号資産(仮想通貨)交換業大手FTXトレーディングの創業者、サム・バンクマン・フリード被告(32)に禁錮25年を言い渡した。

 被告は顧客や投資家から集めたお金を自らが経営する投資会社に流用していたなどとして2022年12月に逮捕された。米検察は「経営の失敗ではなく、明快で単純な、意図的な詐欺だった」などとして起訴。本人は否定したが、昨年11月に数十億ドルの顧客資産を流用したとして、陪審団から詐欺やマネーロンダリングなど七つの罪で有罪の評決を受けていた。

 FTXは一時、仮想通貨の取引量で世界2位の大手だったが、財務への不安が高まり経営破綻(はたん)。資金を引き出せなくなった顧客は世界で100万人規模にのぼるとされた。その後、顧客資産の流用が発覚し、刑事事件となった。(ニューヨーク=真海喬生)

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