台風10号の最接近から1日が過ぎ、宮崎県内ではさまざまな被害の状況が相次いで明らかになってきた。復旧作業を急ぐ人たちの姿もみられた。
28日深夜の突風で被害が発生した宮崎市の赤江地区は、企業の工場や事務所などが多くある。
「すぐにでも再開しないと、お客が待っている」。30日、水道設備会社の山崎栄一郎社長(51)は片付けの手を休めて、記者の質問に答えた。
突風で事務所のシャッターはめくれ上がり、雨が激しく降り込んで設備や備品などが水浸しになった。社有車など5台は横転したりガラスが割れたりした。
30日は、取引先や近くの事業者も設備を外に運び出すなどの作業を手伝った。
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