退任を前に報道各社の共同インタビューに応じる内藤佐和子市長=2024年4月16日午前10時30分、徳島市役所、東孝司撮影
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 徳島市の内藤佐和子市長(40)は、退任前日の16日に報道各社のインタビューに応じた。就任時、全国最年少の女性市長だったことを念頭に、女性の政治進出を阻むたとえとして使われる「ガラスの天井」について持論を述べる一幕があった。

 内藤市長は、市長選への立候補断念を表明した3月13日の記者会見で、「政策とは関係のない、個人への誹謗(ひぼう)中傷があった」と主張し、「若い女性だから言われてるのかなっていうような発言もやっぱりありました」と述べていた。

 この日の共同インタビューでは、記者から「ガラスの天井を感じたことはあったか」と問われた。ガラスの天井とは女性を取り巻く形で存在する障壁や偏見、制度などを指す、ジェンダーギャップの議論の中で用いられる言葉だ。

 内藤市長は「女性だからなのか、若いからなのか、それとも徳島市だからなのか、複合的な要因かもしれない」と前置きしたうえで、こう述べた。

「ないことないことをすごく流された」

 「例えばちょっと体重が増え…

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