居場所はあるけど、何となく寂しかったりむなしかったり……。関西テレビ制作のドラマ「未恋(みれん)~かくれぼっちたち~」(木曜深夜0時25分、フジは2時25分)は、言葉では言い表しにくいモヤモヤを抱えるZ世代の若者たちの群像劇だ。
脚本は原作のないオリジナル。出版社で働く主人公の高坂健斗(伊藤健太郎)は、漫画雑誌の編集者。仕事熱心で同僚から慕われるが、仕事に打ち込むのは「暇な時間が怖いから」。かつて小説家を志すも挫折した過去があり、書きたいという気持ちを心の奥に秘めながら仕事をこなす日々を送っている。
そんな高坂は、ひょんなことから売れっ子漫画家・深田ゆず(弓木奈於(なお))の担当に。執筆活動を支えるうちに、2人はつきあうことになり……。
人とつきあうが何となく孤独を抱える、通称「隠れぼっち」。乃木坂46でアイドル活動をする弓木は、2月3日で26歳。役どころに自身を重ねる。
「仲良くなれると思った人がいたら、独占欲が出ます。心をオープンにするからこそ、『私のこと以外考えんといて』ってなるんです。半分冗談、でも半分本気です」
隠れぼっちを解消する方法は…