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イラストコンテストの審査会の様子=2023年8月25日、名古屋市、トライデントコンピュータ専門学校提供
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 夏休みに小中高生らが取り組む作文などのコンクールの主催者側が、ChatGPT(チャットGPT)など文章・画像を自動的に作り出す生成AI(人工知能)への警戒を強めている。昨年、生成AIの不適切使用が相次いだコンクールもあり、対策が進む。(狩野浩平、高浜行人)

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 昨年度、小中高生から260万以上の応募があった「青少年読書感想文全国コンクール」では、生成AIを使った作品が10以上あったという。

 主催する公益社団法人全国学校図書館協議会によると、児童生徒は在籍する学校を通じて同コンクールに応募する。作品を読んだ在籍校の教員が、本人以外が書いたのではないかと疑い、本人に尋ねたところ生成AIの不適切使用を認めたケースが10以上あったという。これらの作品は次の審査に進むことはなかった。

生成AIに書かせる「実験」してみたが

 同コンクールの担当者は「生成AIは使い方によっては教育的な効果があると考えており、一律禁止とはしていない」。応募要項では「盗作や不適切な引用」を禁じており、生成AIが作った文章をほぼそのまま使うことはこれに当たるという。

 同協議会は昨年度から、学校…

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