ブラジルを訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは12日、首都ブラジリアのブラジリア大学を訪れ、日本語や日本文学を学ぶ学生らと交流した。佳子さまは学生から日本に興味を持った理由や今後の目標を聞き、激励した。
同大は首都移転(1960年)の2年後に設立された総合大学で、日本語・日本文学専攻科では約170人が学んでいる。日系のルーツがなく、日本のアニメや音楽などをきっかけに日本語を学び始めた学生も多いという。
学生の代表の男性が「日本語学習は豊かで長い歴史を持つ文化への架け橋で、将来の専門職への道を開くもの」と紹介し、佳子さまは熱心に耳を傾けていた。
佳子さまは学生一人一人に声をかけた。心理学を生かして障害のある子どもたちに指導していきたいという女性に、佳子さまは「とても大事な活動をされていますね」。祖母が沖縄出身で沖縄について学んでいるという男性には「勉強がんばってください」と励ましていた。