秋篠宮家の次女佳子さまは17日、石川県輪島市の県立輪島漆芸技術研修所を訪れ、能登半島地震で被災した作家らと懇談した。佳子さまは日本工芸会総裁を務め、直接被災者と向き合いたい意向を周囲に伝えていたという。
佳子さまは日本工芸会会員の作家らと懇談した。輪島市出身の浦出勝彦さん(70)は高台にある自宅が全壊。庭に咲いていたラベンダーをあしらった蒔絵(まきえ)合子(ごうし)を紹介すると、佳子さまは「においが伝わってくるようです」と感想を話していた。
さらに、佳子さまは、漆器の装飾技法である「沈金(ちんきん)」の技法を体験。研修生に「これからも作品作りに励んでください」と声をかけた。
佳子さまは昨年10月、金沢市の石川県立美術館で第71回日本伝統工芸展金沢展を視察。能登半島地震で被災した地元の作家らと懇談していた。