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徳島市長選の出口調査

 7日に投票された徳島市長選挙は、元四国放送アナウンサーで無所属前職の遠藤彰良氏(68)が当選を確実にした。朝日新聞社が同日に市内21カ所の投票所で実施した出口調査によると、遠藤氏がリードし、前自民党衆院議員で無所属新顔の福山守氏(71)=国民民主推薦=を引き離している。期日前投票は調査結果に含まない。

 今回の選挙は、4年前に「全国最年少の女性市長」として当選した内藤佐和子市長(40)が告示2週間余り前に立候補を断念し、現職のいない選挙戦となった。遠藤、福山両氏とも無所属での立候補だったが、ともに自民党員として活動しており、事実上の保守分裂選挙になった。

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 出口調査で、遠藤氏は自民支持層から5割強の支持を得たほか、無党派層の6割台半ばの支持をまとめている。立憲、維新の各支持層は、ほぼ福山氏と分け合っている。

 年代別では、遠藤氏がほぼまんべんなく浸透し、70代以上の支持は福山氏を引き離している。

 福山氏は公明支持層の半数以上をまとめているが、無党派層の支持は4割にとどいていない。

 4年間の内藤市政への評価に対しては、「大いに」と「ある程度」を合わせた評価する層が4割強、「あまり」と「全く」を合わせた評価しない層は5割台半ばだった。評価しないと答えた層の7割が、遠藤氏に投票したと答えた。

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