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「信州大学発スタートアップ認定企業」に選ばれた「Unseed」の山辺璃久さん(右)。左側は中村宗一郎学長=2024年6月17日午後、長野県松本市、小山裕一撮影

 信州大学が教職員や学生、卒業生の起業したベンチャー企業を支援する「信州大学発スタートアップ認定企業」に、AI(人工知能)を活用して、企業の業務効率化などを支援する「Unseed」(東京都)が選ばれた。長野県松本市の信州大松本キャンパスで17日にあった授与式で、中村宗一郎学長が「種をまいて育て、大きく花を咲かせて欲しい」と励ました。

 信州大の「スタートアップ認定企業」制度は2018年度に始まり、Unseedが22社目。認定企業は金融機関とのマッチングや販路拡大などで大学側から支援を受けられるうえ、学内にあるインキュベーション施設を利用する際、優遇される。

 Unseedは、昨年3月に大学院総合理工学研究科を修了した山辺璃久(りく)さん(25)が代表取締役CEOを務める。AIを活用して、企業の業務効率化や人件費削減、事業領域の拡大などを支援する業務をしている。

 長野市出身の山辺さんは信州大工学部と大学院でAIを学んだ。在学中に「NBAの試合結果予測」や「楽曲ジャンルの推定」、「河川の水位予測」などのAIを開発して国内コンペに応募し、様々な賞を受賞したという。

 大学院修了後はいったん、コンサルティング会社に就職して、AIやデータ活用に関する戦略策定やITシステムの導入支援などを担当。退社して、今年3月にUnseedを設立した。「『スタートアップ認定企業』として、長野県内でAIのような高度な技術を使う環境を構築し、地域の社会課題をAIで解決することに力を尽くしたい」と抱負を語った。(小山裕一)

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